ぽかくまノート📚「応用栄養学5/16」

ビタミンD

エルゴステロール→プロビタミンd2→エルゴカルシフェロール

7ーデヒドロコレスルテロール→プロビタミンd3→コレカルシフェロール

核内受容体と結合して、遺伝子の発現を調節。

小腸でのカルシウムの吸収

能動輸送に関わる

カルビンディンの発言を増やす

 

◆食事摂取基準

〈成人・高齢者〉

不足:骨粗鬆症の危険性

→目安量の設定→8.5μg/日(数値が増加している、皮膚で合成される量も考慮)

季節性が考慮されていない

全国4地域、16日間(4季節4日間ずつ)の食事記録表での調査

〈小児〉

外挿値

体重の比の0.75乗=体表面積

 

〈乳児〉

くる病のリスクが高い(まれではない)→目安量

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2.5μg/日→発症率が低い

2.5μg+3.05μg/l*0.78l=4.88μg/日

 

〈妊婦の場合〉

報告によると→7.0μg/日以上の摂取が必要→非妊娠時と同じ値

 

〈授乳婦〉

母乳中のビタミンD濃度は測定法により大きく値が異なる

→目安量として非妊娠時と同じ値を採用

 

◆耐容上限量

過剰症→高カルシウム血症

健康障害非発現量:250μg/日

不確実性因子:2.5

耐容上限量:250μg/日/2.5=100μg/日

授乳婦、妊婦も同じ

 

〈乳児〉

健康障害非発現量:44μg /日

不確実性因子:1.8

耐容上限量:44μg/日*1/1.8=25μg/日

 

『ビタミンE』

8種類の同族体

αトコフェロールのみの指標とする

(ほとんどがαトコフェロールであり一番活性が強い)

 

◆食事摂取基準

 

欠乏による溶血反応:血中濃度12μmol以上に保つことができる

〈乳児〉

母乳中のαトコフェロール濃度の平均値:3.5.~4.0

母乳中のαトコフェロール量:3.5~4.0*0.75=2.7~3.1

丸めて→3.0mg/日

 

 6~11ヶ月

外挿法→丸めて4.0mg

〈妊婦〉妊婦の国民健康・栄養調査結果の中央値より6.5mg/日

〈授乳婦〉授乳婦の国民健康・栄養調査結果の中央値より7.0mg/日

 

◆耐容上限量

健康障害非発現量:800mg/日

平均体重:62.2kg

不確実性因子:1

外挿法により1歳以上

 

『ビタミンK』

フィロキノン

メナキノン-4(動物性食品)

メナキノン-7(納豆菌)

 

フィロキノンと11種類の同族体のあるメナキノン類

血液凝固因子の産生や骨形成

腸内細菌叢がメナキノン類が産生(成人のみ)

(乳児は腸内細菌叢が未熟)

分子量が違いすぎるのでメナキノン-7の相当量をメナキノン-4の値に直している(補正)

ビタミンKと血液凝固

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骨形成

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◆食事摂取基準

〈成人〉

納豆を摂取していない人の平均的な摂取量→目安量:150μg/日

高齢者も同じ

 

〈小児〉

外挿法

体重比の0.75乗

 

〈乳児〉

欠乏症:新生児メレナ(消化管出血)、特発性乳児ビタミンK欠乏症(頭蓋内出血)

→ビタミンKのシロップを飲ませる。

それを前提にして、目安量が設定

0~5ヶ月:母乳中ビタミンK濃度:5.17μg/l*0.78l/日=4.0μg/日

6~11ヶ月:母乳以外の食事からの摂取量も考慮して7.0μg/日

 

〈妊婦〉

ビタミンKは胎盤を通過しにくい=付加量0

〈授乳婦〉

ビタミンKが不足するという報告がない=付加量0

 

◆耐容上限量

報告がないため設定されていない

 

〈ポイント〉

ビタミンk量=フィロキノン量+メナキノン-4量+メナキノン-7のメナキノン-4相当量

目安量の設定(非納豆摂取時)

 

 

《水溶性ビタミン》

ビタミンB1

チアミン2リン酸が多く存在

代謝補酵素として重要

 

TCA回路と補酵素

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脂肪酸はCoAと結合して代謝される

脂肪酸からのエネルギーの産生

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脂肪酸ビタミンb1の節約作用がある→ピルビン酸からアセチルCoAへのステップをスキップできる

ペントースリンさん回路にも必要