ぽかくまノート📒「応用栄養学5/10」

脂溶性ビタミン

ビタミンA

レチノール:整体利用率1/2

 

レチナール

レチノール

 

プロビタミンA

αカロテン

βカロテン:植物性の食品に含まれる、レチノールに対する吸収率1/6

γカロテン

クリプトキサンチン

 

レチノール活性当量

=レチノール(μg)+ βカロテン(μg) ×1/12 + αカロテン(μg)×

1/24+βクリプトキサンチン(μg)×  +その他のプロビタミンAカロテノイド(μg)× 1/24

 

血漿レチノール肝臓内ビタミンA最小蓄積量(20μg/肝臓1g)

肝臓で貯蔵されている→血中濃度にすぐに影響はない

1日のビタミンA体外排出量=体内貯蔵量の2%

1日のビタミンA体外最小排出量=体内ビタミンA最小蓄積量×2/100

体内ビタミンA最小蓄積量=肝内ビタミンA最小蓄積量(20μg/g)×成人の体重1kgあたりの肝臓重量(21g/kg体重)×ビタミンA蓄積量の体全体と肝臓の比(10:9)

 

推定平均必要量:9.3μg/kg体重/日×参照体重kg

推奨量:推定平均必要量×(個人間の変動係数(20%):1.4)

 

1日のビタミンAの体外最小排出量:20μg/g×21g/kg×10/9×2/100

 

1〜5歳

体外排出量:20μg/g×42g/kg×10/9×2/100=18.7μg/kg体重/日

推定平均必要量=18.7μg/kg体重/日×参照体重kg×(1+成長因子)

推奨量=推定平均必要量×1.4(推奨量算定係数)

 

6〜17歳

推定平均必要量=EARの参照値×(求めたい年齢階級の参照体重/ 研究対象者の体重の代表値)0.75乗×(1+成長因子)

体表面積

 

妊婦

付加量

・胎児のビタミンA蓄積量を付加

・胎児のビタミンA蓄積量=肝臓ビタミンA蓄積量の2倍=3600μg

・妊娠期間の最期の3ヶ月で胎児のビタミンAが蓄積

・母親のビタミンA吸収率:70%

*初期:0

*中期:0

*後期:付加量としての推定平均必要量=60μgRAE/日

              付加量としての推奨量=80μgRAE/日

 

乳児

目安量として

0〜5ヶ月

母乳中のビタミンA濃度:411μgRAE/L

母乳中のビタミンA量

 

授乳婦

・乳汁中に分泌される量を付加

推定平均必要量=320μg/日

推奨=320×1.4=499μg/日

 

耐容器上限量(過剰症)

頭痛、頭蓋内圧の亢進、胎児の奇形、皮膚の落屑、脱毛、筋肉痛

健康障害非発現量:健康障害が発現しない最大の値

最低健康障害発現量:健康障害が発現する最小の値

 

〈成人〉

最低健康障害発現量   :13500μgRAE/日、不確実性因子:5

耐容上限量13500μgRAE/日×1/5=2700μgRAE/日

 

〈乳児〉

・過剰摂取:頭蓋内圧の亢進

・  健康障害非発現量 :6000μgRAE/日、不確実性因子:10

耐用上限量=6000μgRAE/日

 

〈小児〉

女性の方が大きいので、男性の方の値を採用

1〜2歳=600μgRAE/日

*プロビタミンAのビタミンAへの転換効率は厳密に調整されているため、耐容上限量にプロビタミンAは含めない。

 

単位の名称:レチノール当量

・肝臓内ビタミンA最小貯蔵量を維持するために必要なビタミンAの摂取量を推定平均必要量算出の生理学的根拠

・乳児の目安量については、0〜5ヶ月は母乳中濃度と哺乳量から算出し、6〜11ヶ月児は0〜5ヶ月児の目安量から外ちゅう値とした。なおプロビタミンAカロテノイドは乳児にどのように利用されるか解析されていないのでレチノール活性当量の計算には加えていない。