ぽかくまノート📚「応用栄養学5/23」

『ミネラル』

「ナトリウム」

*推定平均必要量

不可避損失量:500mg/日(200〜500)

変動係数10%を考量して→推定平均必要量:600mg(食塩相当量:1.5g)

食塩相当量(g)=ナトリウム(g)*58.5/23=ナトリウム(g)*2.54

過剰傾向にある→推奨量はない

〈乳児〉

0~5ヶ月:100mg/日

6~11ヶ月:600mg/日

 

〈妊婦〉

組織の増加、胎児、胎盤の維持

21.85g/(30*9)=0.08g/日(0.2g:食塩)

9ヶ月間続く→1日あたりの量に直す

 

〈授乳婦〉

授乳によって失われるナトリウム量:105mg/日

 

生活習慣病との関係〉

・高血圧

・高血圧を介した慢性腎臓病の発症、重症化

・胃癌

 

高血圧の予防の観点から

*目標量

〈成人〉

WHO:5g/日未満

国民・健康栄養調査の中央値

 

〈小児〉

2012年のWHOのガイドライン5g/日未満を成人の値から外挿

国民・健康栄養調査の中央値

 

*重症化予防の観点

高血圧およびCKDの重症化予防として:食塩6g/日未満

 

カリウム

*目安量

男性の目安量:2500mg

女性の目安量:2000mg

 

〈妊婦〉

胎児の組織を構築するために必要なカリウム

12.5/(30*9)=46mg/日

付加量は0

非妊娠時と同じ

 

〈授乳婦〉

国民・健康栄養調査の中央値→2124mg/日  丸めて 2200mg/日

 

*目標量

〈成人〉

①A、Bの中間値=2842mg/日

A:2012年のWHOのガイドライン=3510mg

B:平成28年の国民健康・栄養調査結果の中央値

②外挿

③①、②と比較し、高い方の値を目標量に。

 

〈小児〉

3歳以上で成人と同様に設定

 

「カルシウム」

要因加算法による設定

推定平均必要量=(体内蓄積量+尿中排泄量+経皮的損失量)/見かけの吸収率

見かけの吸収率は年齢とともに減少

推奨量=推定平均必要量*1.2

 

〈妊婦〉

吸収率が上昇→付加量0

尿中排泄量増加

 

〈授乳婦〉

カルシウムの吸収率が軽度に上昇→付加量0

尿中排泄量減少

 

〈乳児〉

0~5ヶ月児:200mg

6~11ヶ月児:250mg

*平均的に日本人は不足しがち→推奨量を目指すべき

 

生活習慣病との関連〉

目標量の設定なし

 

*耐容上限量

ルクアルカリ症候群(カルシウムアルカリ症候群)

〈成人〉

最低健康障害発現量:3000mg/日、不確実性因子:1.2

耐容上限量:3000mg/日 ÷1.2=2500mg/日

サプリメントの利用に注意。ビタミンDサプリメントと併用すると、少量でも血清カルシュウムが放置になりうる。

ビタミンD:カルシウムの吸収を促進する。